「夢がないんです。」

そう話す人に、
これまで何度も出会ってきました。

でも、その言葉を聞くたびに
私は少しだけ考えます。

本当に、夢はないのでしょうか。

― 子どもの頃

子どもの頃は

「これになりたい」
「こんなことをしてみたい」

そんな言葉を
自然に口にしていました。

疑うことなく、
夢を語っていた時期です。

― 大人になると

ところが、大人になるにつれて

現実
常識
役割

いろいろなものの中で
その声は少しずつ小さくなっていきます。

そして気がつくと

「私には夢なんてない」

そう言う方が
自然になっていることがあります。

― それなりの人生

今の人生が
嫌いなわけではない。

仕事もある。
生活もある。

それなりに
ちゃんと生きている。

でも、どこかで

こんな感覚はないでしょうか。

満たされているのに
どこか満ちていない。

その感覚を

「気のせい」
「わがまま」

そうやって
見ないことにしてきただけかもしれません。

― 夢がないのではなく

もしかすると

夢がないのではなく

まだ目が合っていないだけ

なのかもしれません。

人はときどき

誰かの話を聞いたとき
誰かの人生を知ったとき

ほんの一瞬

「あれ?」

と感じることがあります。

SNSを見ているとき
ふとした会話の中で

ほんの一瞬
心が動くことがあります。

その小さな反応を

私たちは
見逃してしまうことが多いのです。

― 夢に出逢う瞬間

夢は

探しに行くものではなく

ある日
ふっと

自分の内側と
目が合うように

出逢うものなのかもしれません。

もし今

「夢がない」

そう思っているなら
少しだけ問いを変えてみてください。

本当に
夢はないのでしょうか。

それとも

まだ
出逢っていないだけでしょうか。