「やりたいと思っているのに、
なぜか動けない」
そんな経験はありませんか?
やろうと決めたときには、
確かに前向きな気持ちがあった。
それなのに、
いざ行動しようとすると、
急に気持ちが重くなる。
そして、動けなかった自分を見て、
「また続かなかった」
「私は三日坊主だから」
「本当は、それほど
やりたくないのかもしれない」
そんなふうに、
自分を責めたり、
やりたい気持ちそのものを
疑ったりしてしまう。
でも、やりたいのに動けないのは、
本当に意志が弱いからなのでしょうか。
撮影しようとした瞬間、
気持ちが止まった
先日、YouTube動画を
撮影しようとしていたときのこと。
発信を再開するために、
テーマを決め、
タイトルを考え、
話す内容も準備していました。
あとは撮影するだけ。
ところが、
いざ撮ろうとした瞬間、
急に気持ちが
止まってしまったのです。
「この内容でいいのかな?」
「”人生迷子の出口”として、
本当に合っているのかな?」
「もう少し考えた方が
いいんじゃない?」
頭の中から、
次々と言葉が聞こえてきました。
私はこれを、
自分の中の
“左脳のささやき”
と呼んでいます。
考えることそのものが、
悪いわけではありません。
立ち止まって、
内容を見直すことが
必要な場合もあります。
ただ、私の場合は、
正解を探し始めると
考え続けてしまい、
行動できなくなることが
あるのです。
動けない自分を責めるのを
やめてみた
以前の私なら、
撮影できなかったという
結果だけを見ていたと思います。
「またできなかった」
「決めたことも続けられない」
「どうして私は、
いつも途中で止まってしまうんだろう」
そうやって、
自分を責めていたはずです。
でも今回は、
すぐに自分を否定するのではなく、
一歩引いて、
自分の状態を見てみました。
そして、こう問いかけたのです。
「今、私の中で
何が起きているんだろう?」
すると、
やりたくないから
動けないのではないことに
気づきました。
失敗したくない。
間違えたくない。
せっかく発信するなら、
きちんとした内容を届けたい。
「これでいい」と思える
正解を出してから動きたい。
そんな気持ちが重なり、
私の行動に
ブレーキをかけていたのです。
「やりたいのに動けない」には
理由がある
やりたいことなら、
自然に続けられる。
本当に好きなことなら、
迷わず行動できる。
私たちは、どこかで
そう思っているのかもしれません。
だから動けなくなったときに、
「本当は、
やりたくないのでは?」
と考えてしまう。
けれども、
やりたいことだからこそ
怖くなることもあります。
大切に思っているから、
失敗したくない。
人に見られるから、
ちゃんとしたい。
自分の思いを届けたいから、
間違えたくない。
やりたい気持ちが大きいほど、
行動が重くなることも
あるのです。
動けないことだけを見て、
「意志が弱い」
「向いていない」
と結論を出してしまうと、
その奥にある
本当の気持ちを
見失ってしまいます。
止まったときこそ、
自分を観察する
行動が止まったときに
大切なのは、
無理やり自分を
動かすことでも、
すぐに諦めることでも
ありません。
まずは、
自分の中で
何が起きているのかを
観察してみること。
「私は今、何を感じている?」
「何が不安なの?」
「本当にやりたくないの?」
「それとも、失敗することを
怖がっている?」
「心の奥には、
もう一度やってみたい気持ちが
残っている?」
答えを急いで出さず、
自分の気持ちを
一つずつ見ていく。
そうすると、
「できなかった」という
結果の奥に隠れていた
思考や感情が
見えてきます。
出てきた感情は、
自分を責めるための
材料ではありません。
それは、
自分を知るための入口です。
「撮影できなかった」が、
動画のテーマになった
私は、撮影できなかった出来事を、
改めて捉え直してみました。
最初は、
「今日も撮影できなかった」
と思っていた。
けれど、
自分の中で起きていたことを
見つめてみると、
それは、
「自分が止まるときの
思考癖に気づいた出来事」
へと変わりました。
さらに、その気づきを
言葉にしたことで、
撮影できなかった経験そのものが、
新しい動画のテーマになったのです。
何も進まなかったと思っていた
出来事から、
伝えたいことが生まれました。
そして私は、
その日のうちに
もう一度カメラの前に座り、
撮影することができました。
止まったことも、
人生の手がかりになる
人生では、
予定どおりに
動けないことがあります。
決めたことが
続かなかったり、
進みたいのに
気持ちが止まったりすることもある。
そんなとき、
すぐに自分を責めなくても
いいのだと思います。
大切なのは、
一度も止まらないことでは
ありません。
止まったときに、
「今、私に
何が起きているんだろう?」
と、自分に問いかけてみること。
そして、心の奥に
「やっぱりやってみたい」
という気持ちが残っているなら、
そこからまた始めればいい。
止まった出来事も、
丁寧に見つめれば、
自分の思考癖や本音に気づく
きっかけになります。
人生の中で起きる出来事や、
そのときに動いた心には、
自分を知るための
手がかりが隠れています。
「動けなかった自分」を
責めるのではなく、
「なぜ、私は
止まったのだろう」
と見つめてみる。
そこから見えてきたものが、
人生迷子の出口へ向かう
小さな一歩になるのかもしれません。
あなたが今、
止まっていることはありますか?
そして、そのことを
心の奥では、
どうしたいと思っていますか?
