本屋に行くと、
たくさんの本が並んでいます。

同じように、
私たちの周りには、
たくさんの言葉があります。

映画もある。
音楽もある。
景色もある。
人との出逢いもある。

その中で、
なぜか気になるものがある。

なぜか目に入る。
なぜか忘れられない。
なぜかもう一度見たくなる。

でも不思議なことに、
その理由はうまく説明できません。

以前の私は、
そういうものを
「たまたま」
だと思っていました。

偶然その本を見つけた。
偶然その人に出逢った。
偶然その言葉を聞いた。

でも振り返ると、
人生を動かしたきっかけは、
そんな偶然の中に隠れていた気がします。

たとえば、
何年も前なら手に取らなかった本。

以前なら聞き流していた言葉。

興味がなかったはずの世界。

それなのに、
ある時だけ、
なぜか気になる。

そして、
その小さな興味が、
人生の流れを変えていくことがある。

私は時々思います。

その本を選んだのではなく、
その本に呼ばれたのではないか。

その景色を見たのではなく、
その景色が何かを伝えようとしていたのではないか。

もちろん、
それを証明することはできません。

でも、
人生を振り返ると、
そうとしか思えない出逢いがある。

だから最近は、
「なぜか気になる」
を大切にしています。

理由はわからなくてもいい。

説明できなくてもいい。

ただ、
心が少し反応したなら、
そこには何か意味があるのかもしれない。

人生を変えるきっかけは、
いつも大きな顔をして現れるわけではありません。

本棚の片隅に。
映画のワンシーンに。
ふと見上げた空に。
誰かの何気ない一言に。

静かに隠れていることがあります。

そして今、
あなたが「なぜか気になる」と感じているものは、
何を伝えようとしているのでしょうか。