夢を見つけたいと思った時、
私たちはつい、未来のことばかり考えようとします。
これから何をしたいのか。
どんな仕事をしたいのか。
どんな人生を生きたいのか。
でも実は、
夢を見つけるヒントは、
昔の自分が夢中になっていたことの中に
そっと眠っていることがあります。
子どもの頃は、もっと自由に「好き」を感じていた
子どもの頃って、
今よりも制限が少なかったと思うんです。
「これをやったら、どう思われるかな」
「お金になるかな」
「ちゃんと役に立つかな」
「失敗したら恥ずかしいな」
大人になると、
そういうことを自然と考えるようになります。
もちろん、それは悪いことではありません。
社会の中で生きていくために、
現実的に考えることも必要です。
でも、子どもの頃は、
今ほどいろいろな条件をつけずに、
ただ純粋に、
「楽しい」
「好き」
「もっとやりたい」
という気持ちで動いていたことがあったのではないでしょうか。
気づいたら何時間もやっていたこと。
誰に言われたわけでもないのに、繰り返していたこと。
うまいかどうかは関係なく、ただ好きだったこと。
そういう中に、
自分の内側から自然に湧いていた
「やりたい」
「楽しい」
「好き」
が残っていることがあります。
昔好きだったことを、そのまま仕事にしなくてもいい
ここで大切なのは、
昔好きだったことを、
そのまま今の仕事にしなければいけないわけではない、
ということです。
たとえば、
子どもの頃に絵を描くのが好きだったからといって、
必ず画家やイラストレーターを目指さなければいけない、
ということではありません。
大事なのは、
「何をしていたか」だけを見ることではなく、
「どんな気持ちで楽しんでいたのか」を見ることです。
その中に、
今の自分につながる本質的な喜びが
隠れていることがあります。
「好きだったこと」の奥にある気持ちを見る
たとえば、
絵を描くのが好きだった人は、
絵そのものだけではなく、
「表現すること」が好きだったのかもしれません。
自分の中にあるイメージを形にすること。
色や線で気持ちを表すこと。
言葉にならないものを、目に見える形にすること。
そこに喜びがあったのかもしれません。
友達の相談に乗るのが好きだった人は、
「人の気持ちを聞くこと」
「安心してもらうこと」
「その人が少し元気になる瞬間を見ること」
に喜びがあったのかもしれません。
物語を読むのが好きだった人は、
「想像すること」
「世界観に浸ること」
「言葉に触れること」
「登場人物の気持ちを感じること」
が好きだったのかもしれません。
昔好きだったことは、
その行動そのものよりも、
その時に感じていた感覚を見ていくと、
今の夢の種につながりやすくなります。
夢の種は、過去の自分が知っていることもある
大人になると、
私たちはどうしても、
役に立つことや、評価されることを優先しやすくなります。
ちゃんとしているか。
意味があるか。
人に認められるか。
収入につながるか。
そうやって考えるうちに、
純粋な「好き」の声が
少しずつ小さくなってしまうことがあります。
でも、子どもの頃の自分は、
もっと素直に知っていたのかもしれません。
何をしている時に心が動くのか。
どんな時間に夢中になれるのか。
どんなことに喜びを感じるのか。
昔好きだったことを思い出すことは、
ただ懐かしむためだけではありません。
今の自分が忘れていた
「本当はこういうことが好きだった」
という感覚を取り戻すきっかけになるのです。
今日の問い
今日、少しだけ思い出してみてください。
子どもの頃、
何をしている時が楽しかったですか?
時間を忘れて夢中になっていたことは何ですか?
そして、もうひとつ。
その時、
どんな気持ちを感じていましたか?
うまくできたから好きだったのか。
誰かに褒められたから嬉しかったのか。
自由に表現できることが楽しかったのか。
誰かと一緒にいることが嬉しかったのか。
ひとりで世界に浸る時間が好きだったのか。
「何が好きだったか」だけではなく、
「どんな気持ちだったか」まで見てあげると、
今のあなたの夢の種が、
少しずつ見えてくるかもしれません。
昔の自分は、
今のあなたに大切なヒントを残してくれています。
焦らず、やさしく、
思い出してみてくださいね。
